大相撲 観戦の基本ガイド
席の種類、チケットの買い方、1日の流れ、観戦マナーなど、初めて大相撲を観に行く人が知っておきたいことをまとめました。
大相撲の本場所は年6回、奇数月に開かれる公式の大会です。一月・五月・九月は東京の両国国技館、三月は大阪、七月は名古屋、十一月は福岡が会場で、どの場所も初日から千秋楽まで15日間続きます。朝から夕方まで、下の位の力士から順に取組が進み、最後に横綱・大関など幕内上位の力士が登場します。
席の種類
- 溜席(たまりせき)
土俵のすぐ下にある最前列の席で、座布団に1人ずつ座ります。力士が落ちてくる危険があるため16歳以上に限られ、飲食・撮影・携帯電話の使用はできません。
- マス席
パイプで四角く仕切られた床の区画に座布団を敷いて座る、昔ながらの席です。1マスを複数人(英語案内では4人)で使い、前から順にS・A・B・Cなどに分かれます。
- イス席
スタジアムのような椅子の席で、両国国技館では2階にあります。前方からS・A・B・Cなどに分かれ、1人単位で買えるので少人数の旅行者にも使いやすい席です。
- 車イス席
数に限りがあり、原則として電話での事前予約が必要です。車いすの方1名につき介添えの方1名が必要です。
- キッズ席・シニア席
子ども(4〜15歳)や60歳以上の方が一緒に使うことが条件の席です。条件は場所ごとに変わることがあり、当日入場時に人数の確認があります。
チケットの買い方
- 1公式の販売サイトは「チケット大相撲」で、英語版(TICKET OOSUMO ENGLISH)もあります。日付と席種を選んでオンラインで申し込みます。
- 2国内では、チケットぴあ、電話(チケット大相撲の予約専用ダイヤル)、セブン-イレブン店頭の端末でも買えます。ネットで買った券はセブン-イレブンで発券します。
- 3一般発売は各場所の前売り開始日から始まり、オンラインとセブン-イレブンでは観戦当日の17時まで、残席があれば購入できます。
- 4前売りで売り切れた席は当日券として売られません。会場窓口での当日券の扱いは場所ごとに案内されるので、公式サイトの各場所のチケット情報で確認しましょう。
- 5日本相撲協会は、viagogoなどの転売サイトやフリマ・オークションでの購入をしないよう呼びかけています。公式以外で買った券では入場を断られることもあります。
- 64歳以上は1人1枚の入場券が必要です。入場券を忘れたりなくしたりすると入場できないので、必ず持って行きましょう。
1日の流れ
- 9:00頃開場
- 9:25頃序ノ口から幕下までの取組が始まる(三日目からは前相撲も。十三日目以降は11時頃から)
- 13:00頃新序出世披露(中日など特定の日のみ)
- 14:15頃十両土俵入り
- 14:35頃十両の取組
- 15:40頃幕内土俵入り
- 15:55頃横綱土俵入り(横綱が化粧まわしを着けて一人で土俵に上がる)
- 16:10頃幕内の取組。17時過ぎから小結・関脇・大関・横綱が登場
- 17:15頃三役揃い踏み(千秋楽のみ)
- 17:55頃弓取式(結びの一番の後)
- 18:00頃打ち出し(終了)。千秋楽は続いて表彰式
時刻は目安です。日によって変わることがあります。
観戦マナー
- ✓立ち合い(力士がぶつかる瞬間)は静かに見守り、取組の最中に席を立ったり移動したりしないようにしましょう。
- ✓溜席・マス席では、土俵の力士・行司・審判に触れたり、声をかけたりしてはいけません。
- ✓ヤジや口笛、物を投げる行為は禁止です。力士への悪口や無理な要求も控えましょう。
- ✓鳴り物(太鼓、笛、トランペットなど)や横断幕は使えません。応援ボードは自分の席からはみ出さない大きさで、一人で持ちます。
- ✓フラッシュなど光で競技を邪魔する行為や、通路・階段・出入口での観戦は禁止です。
- ✓マス席では仕切りを越えたり隣のマスに入ったりせず、定員を超えて使わないようにしましょう。マス席・溜席は土足禁止です。
- ✓館内は全面禁煙で、喫煙は指定の喫煙所でのみできます。
持ち物と服装
- •スマートフォンの入場券(QRチケット)や紙の入場券を忘れずに。両国国技館では1日1回の再入場ができ、そのとき券を見せます。
- •マス席では靴と傘を席の後ろの収納スペースに置くので、脱ぎ履きしやすい靴が便利です。
- •大きなスーツケースや席に収まらない荷物は持ち込めません。両国国技館ではコインロッカーや有料のクロークを使えます。
- •ビン・缶・クーラーボックス、座椅子は持ち込めません。飲み物や食べ物は館内の売店で買えます。
- •一日中いると長丁場なので、館内の売店や両国国技館のちゃんこ鍋で食事をとる計画を立てておくと楽です。
知っておきたい相撲用語
- 本場所
- 番付や成績が決まる公式の大会で、年に6回、15日間ずつ開かれます。
- 番付
- 力士の地位を表す順位表で、本場所の成績で上がり下がりが決まり、場所の前に新しい番付が発表されます。
- 横綱
- 番付の最高位で、横綱だけが綱を締めて土俵入りを行います。
- 大関・関脇・小結
- 横綱に次ぐ上位の地位で、関脇・小結はまとめて三役とも呼ばれます。
- 幕内・十両
- 幕内は最上位の階級、十両はその下の階級で、夕方の取組に登場します。
- 幕下・三段目・序二段・序ノ口
- 十両より下の階級で、午前から午後にかけて取組が行われます。
- 初日・中日・千秋楽
- 本場所の1日目が初日、8日目が中日、最終日の15日目が千秋楽です。
- 土俵入り
- 十両・幕内の力士が化粧まわしを着けて土俵に上がる儀式で、横綱は一人で行います。
- 弓取式
- その日の最後の取組の後に、力士が弓を手に行う儀式です。
- 懸賞
- 企業などが幕内の取組にかけるもので、取組の前に懸賞旗が土俵に揚げられ、勝った力士が受け取ります。
- 立ち合い
- 取組の始まりに、二人の力士が呼吸を合わせて立ち上がりぶつかる瞬間です。
よくある質問
Q.チケットは英語で買えますか?
はい。公式販売サイト「チケット大相撲」に英語版があり、日付と席種を選んで申し込めます。
Q.当日に会場で買えますか?
前売りで売り切れた席は当日販売されません。オンラインとセブン-イレブンでは観戦当日の17時まで残席を買えますが、窓口の当日券は場所ごとに案内が異なるので、公式サイトで確認してください。
Q.朝から行かないといけませんか?
券があれば入場できる時間内のどこから見ても大丈夫です。人気の幕内の取組は夕方なので、十両土俵入り(14時過ぎ)頃までに着けば見どころを楽しめます。
Q.子どもと一緒に溜席に座れますか?
溜席は16歳以上に限られます。子ども連れならマス席やイス席、キッズ席を選びましょう。
Q.途中で外に出られますか?
両国国技館では1日1回まで再入場できます。ほかの会場は各会場の案内に従ってください。
Q.写真は撮れますか?
溜席では撮影も携帯電話の使用も禁止です。どの席でもフラッシュなど、光で競技を邪魔する行為はしないでください。
これからの本場所
本場所の4つの会場
日程・会場・行き方は、日本相撲協会、会場、鉄道会社、自治体などの公式情報で確認した内容です。最新の情報は各公式サイトで確認してください。
出典
- 本場所は年6回(一・五・九月東京、三月大阪、七月名古屋、十一月福岡)
- 各本場所は初日〜千秋楽の15日間
- 番付は成績により昇降し、新番付として発表される
- 溜席:土俵際、座布団1人1枚、16歳以上、撮影・携帯・飲食・危険物不可
- 溜席:力士・行司・審判に触れる・声をかけるのは禁止、16歳以上、土足・飲食禁止
- マス席:鉄パイプで区切られた1.3m四方、S/A/B/C、靴・傘は席後ろの収納
- マス席は1マス4人で床に座る和風の席、イス席はスタジアム型の椅子
- イス席は国技館2階、S/A/B/C/D
- 車イス席は数量限定・原則事前予約、介添え1名必要
- 車イス席は電話予約のみ
- キッズ席(4〜15歳同伴)・シニア席(60歳以上)、当日人数確認
- 4歳以上は1人1枚の入場券が必要
- 英語の公式販売サイト TICKET OOSUMO ENGLISH(sumo.pia.jp/en/)
- 販売窓口:チケット大相撲・チケットぴあ・電話・セブン-イレブン、セブン-イレブンで発券、当日17時まで販売、前売り完売席は当日販売なし、券を忘れると入場不可
- 公式以外(viagogo等・フリマ・オークション)での購入への注意
- 土俵上のタイムスケジュール(開場・各段取組・土俵入り・弓取式・終了の目安時刻)
- 両国国技館:南門から1日1回再入場可、コインロッカー・クローク、座椅子不可、立ち合いは静かに、ヤジ・口笛・物投げ禁止、ちゃんこ・売店
- 持ち込み禁止物(ビン・缶・アイスボックス・座椅子・大きな荷物)、鳴り物・横断幕禁止、応援ボードの扱い、フラッシュ禁止、全面禁煙
- 懸賞は幕内の取組にかけられ、懸賞旗を呼出が揚げ、勝ち力士が受け取る
確認日:2026-10-16