中部・北陸の天気と服装ガイド
中部・北陸は、同じ地方でも天気の差がとても大きいエリアです。太平洋側の名古屋は夏の最高気温が33℃ほどの蒸し暑さですが、冬は晴れの日が多く、雪はほとんど積もりません。一方、日本海側の金沢・富山や、山あいの白川郷・飛騨高山、信州の白馬・長野は冬に雪が多く、白川郷の2月の最深積雪は平年で173cmに達します。北アルプスの上高地(標高約1,500m)や立山の室堂(標高2,450m)は、平地よりかなり涼しい山の世界です。このガイドでは、旅行者に人気の10エリアについて、気象庁の平年値をもとに月ごとの気温と、服装や見どころをまとめました。
月別の中部・北陸の天気
1年で最も寒い月。合掌造りの雪景色と温泉の季節
雪の量が最も多くなる時期。スキーと雪見の温泉に
名古屋では下旬に桜が開花。山あいはまだ雪の中
北陸・信州の桜と春の高山祭。中旬にはアルペンルートが開通
雪の大谷と新緑。からっとした過ごしやすい季節
梅雨入り。下旬からは黒部ダムの観光放水が始まる
梅雨明け後は名古屋は猛暑。高原と山は避暑の季節
1年で最も暑い月。上高地や白馬で涼しく過ごす
残暑と雨の多い時期。中旬から立山の紅葉が始まる
秋の高山祭と上高地の紅葉。秋晴れの行楽シーズン
紅葉は平地へ。兼六園では雪吊りが始まる
北陸・飛騨・信州は雪の季節へ。冬の温泉がいちばん
名古屋の気温は最高 / 最低の平年値です。
目的別のおすすめ時期
雪景色・合掌造り
白川郷や五箇山の合掌造りの集落が雪に包まれる季節。白川郷では例年1〜2月の数日間、集落を照らすライトアップが行われます(完全事前予約制)。
雪の大谷・アルペンルート
立山黒部アルペンルートは例年4月中旬に全線開通し、11月末まで営業。室堂平の雪の壁「雪の大谷」は4月中旬〜6月下旬に歩けます。6月26日〜10月15日は黒部ダムの観光放水も見られます。
紅葉
立山の室堂平は9月中旬〜10月上旬、上高地は10月上旬〜下旬、立山駅・称名滝は10月下旬〜11月中旬と、標高の高い所から順に色づきます。
スキーと温泉
白馬は2月の最深積雪が平年で97cmと、雪の多いスキーエリアです。地獄谷野猿公苑では冬にだけサルが温泉に入る姿が見られ、下呂温泉や奥飛騨温泉郷、渋温泉も冬が人気です。
エリア別・月別の平均気温
平均気温の平年値(℃)。青いほど寒く、オレンジが濃いほど暖かい月です。月をタップすると詳しいページへ移動します。
| エリア | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 名古屋 | 4.8 | 5.5 | 9.2 | 14.6 | 19.4 | 23.0 | 26.9 | 28.2 | 24.5 | 18.6 | 12.6 | 7.2 |
| 金沢 | 4.0 | 4.2 | 7.3 | 12.6 | 17.7 | 21.6 | 25.8 | 27.3 | 23.2 | 17.6 | 11.9 | 6.8 |
| 白川郷 | -1.0 | -0.8 | 2.5 | 8.8 | 14.9 | 19.0 | 22.7 | 23.6 | 19.4 | 13.2 | 7.1 | 1.7 |
| 飛騨高山 | -1.2 | -0.6 | 3.4 | 9.7 | 15.6 | 19.7 | 23.5 | 24.4 | 20.0 | 13.5 | 7.1 | 1.6 |
| 下呂温泉 | 0.6 | 1.3 | 5.1 | 10.9 | 16.3 | 20.2 | 23.7 | 24.8 | 20.9 | 14.9 | 8.5 | 3.1 |
| 富山・立山黒部 | 3.0 | 3.4 | 6.9 | 12.3 | 17.5 | 21.4 | 25.5 | 26.9 | 22.8 | 17.0 | 11.2 | 5.7 |
| 松本・上高地 | -0.3 | 0.6 | 4.6 | 10.8 | 16.5 | 20.2 | 24.2 | 25.1 | 20.4 | 13.9 | 7.8 | 2.5 |
| 白馬 | -2.8 | -2.4 | 1.2 | 7.6 | 13.8 | 17.7 | 21.5 | 22.6 | 18.2 | 11.9 | 5.5 | -0.1 |
| 長野・湯田中渋温泉 | -0.4 | 0.4 | 4.3 | 10.6 | 16.4 | 20.4 | 24.3 | 25.4 | 21.0 | 14.4 | 7.9 | 2.3 |
| 木曽路 | -0.6 | 0.4 | 4.6 | 10.2 | 15.2 | 19.0 | 22.6 | 23.5 | 19.8 | 13.7 | 7.5 | 1.9 |
中部・北陸の10エリア
名古屋→
観測所: 名古屋名古屋・名古屋城・熱田神宮・犬山
- 1月の最低
- 1.1℃
- 8月の最高
- 33.2℃
- 最深積雪
- 3cm
金沢→
観測所: 金沢金沢・兼六園・ひがし茶屋街・21世紀美術館
- 1月の最低
- 1.2℃
- 8月の最高
- 31.3℃
- 最深積雪
- 27cm
白川郷→
観測所: 白川白川郷・合掌造り・荻町展望台・五箇山
- 1月の最低
- −4.4℃
- 8月の最高
- 29.6℃
- 最深積雪
- 173cm
飛騨高山→
観測所: 高山高山・さんまち・宮川朝市・奥飛騨温泉郷
- 1月の最低
- −4.8℃
- 8月の最高
- 31.0℃
- 最深積雪
- 45cm
下呂温泉→
観測所: 萩原下呂温泉・飛騨川・合掌村
- 1月の最低
- −2.8℃
- 8月の最高
- 31.1℃
- 最深積雪
- —
富山・立山黒部→
観測所: 富山富山・立山黒部アルペンルート・黒部ダム・宇奈月温泉
- 1月の最低
- 0.2℃
- 8月の最高
- 31.4℃
- 最深積雪
- 40cm
松本・上高地→
観測所: 松本松本・松本城・上高地・乗鞍高原
- 1月の最低
- −4.9℃
- 8月の最高
- 31.4℃
- 最深積雪
- 19cm
白馬→
観測所: 白馬白馬・八方尾根・栂池高原・白馬五竜
- 1月の最低
- −7.2℃
- 8月の最高
- 28.4℃
- 最深積雪
- 97cm
長野・湯田中渋温泉→
観測所: 長野長野・善光寺・地獄谷野猿公苑・渋温泉・志賀高原
- 1月の最低
- −3.9℃
- 8月の最高
- 31.1℃
- 最深積雪
- 26cm
木曽路→
観測所: 南木曽妻籠宿・馬籠宿・奈良井宿
- 1月の最低
- −4.5℃
- 8月の最高
- 30.0℃
- 最深積雪
- —
最深積雪は、1年のうちで最も深い月の平年値です。
中部・北陸のイベント・祭り
中部・北陸の桜の名所
中部・北陸の雪景色・冬の絶景
中部・北陸の花火大会
片貝まつり 浅原神社秋季例大祭奉納大煙火
中部・北陸 ・ 新潟県小千谷市片貝町
🎆 毎年9月第2土曜日と前日の金曜日(2026年は9月11日(金)・12日(土))
中部・北陸の温泉地
中部・北陸の紅葉名所
中部・北陸のレジャー施設
福井県立恐竜博物館
中部・北陸 ・ 福井・勝山
福井県勝山市にある、恐竜をテーマにした博物館です。51体の恐竜全身骨格をはじめ、化石やジオラマ、復元模型が並び、2023年には新館も加わりました。観覧券は日時指定の事前購入が原則なので、旅程が決まったら公式サイトで予約しておきましょう。
ジブリパーク
中部・北陸 ・ 愛知・長久手
愛知県長久手市の愛・地球博記念公園の中にある、スタジオジブリ作品の世界を表現した公園施設です。5つのエリアに分かれ、チケットはすべて日にち指定の事前購入制で、当日に窓口で入場券を買うことはできません。入場2か月前の10日14時に発売されるため、旅程が決まったら早めに購入計画を立てるのが確実です。
飛騨民俗村・飛騨の里
中部・北陸 ・ 飛騨高山
高山市にある野外博物館で、飛騨地方各地から移築した茅葺き・板葺きの民家など30以上の建物が集落のように並びます。高山濃飛バスセンターからさるぼぼバスで約9分と、高山の古い町並み観光と組み合わせやすい施設です。
東山動植物園
中部・北陸 ・ 名古屋
名古屋市が運営する、約60haの敷地に動物約450種と植物約7,000種を擁する動植物園です。地下鉄東山線の東山公園駅から徒歩3分と市中心部から行きやすく、動物園・植物園・東山スカイタワーを1日かけて楽しめます。2026年10月1日から入園料が改定されています。
地獄谷野猿公苑
中部・北陸 ・ 長野・湯田中渋温泉
長野県山ノ内町の山あいにある、野生のニホンザルを間近で観察できる施設です。冬に温泉に入るサルの姿で知られています。入口までは駐車場やバス停から約30分の山道を歩くため、季節に合った靴と服装で出かけましょう。
黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)
中部・北陸 ・ 富山・立山黒部
宇奈月温泉から黒部峡谷の奥へ向かうトロッコ電車です。2026年10月1日から宇奈月〜欅平間の全線運行が再開され、11月30日までの営業期間中は終点の欅平まで乗車できます。窓のない開放型の客車から、峡谷の渓谷美や鉄橋からの眺めを楽しめます。
レゴランド・ジャパン・リゾート
中部・北陸 ・ 名古屋
名古屋港の金城ふ頭にある、レゴブロックの世界をテーマにした屋外型のテーマパークです。2〜12歳の子どもと家族を主な対象に、40以上のライド・ショー・アトラクションがそろいます。隣接する水族館「シーライフ名古屋」やホテルとあわせてリゾートになっています。
博物館明治村
中部・北陸 ・ 愛知・犬山
愛知県犬山市にある野外博物館で、明治時代の建造物を移築・保存して公開しています。広い村内に建物が点在し、内部を見学しながら明治の街並みを歩いて巡れます。村内を走るSL(蒸気機関車)や市電にも乗車できます。
名古屋港水族館
中部・北陸 ・ 名古屋
名古屋港のガーデンふ頭にある大型水族館で、シャチ・ベルーガ・イルカなどの海獣類を展示する北館と、南極への旅をテーマにした南館の2館で構成されています。地下鉄名港線の名古屋港駅から徒歩5分と、名古屋市中心部から地下鉄だけで行けるのも便利です。
リニア・鉄道館
中部・北陸 ・ 名古屋
JR東海が運営する鉄道博物館で、新幹線・在来線・超電導リニアの実物車両を展示しています。全館屋内で、あおなみ線の金城ふ頭駅から徒歩約2分です。運転シミュレータや大型ジオラマもあり、鉄道ファンはもちろん家族連れでも楽しめます。
空港から中部・北陸への行き方
到着する空港から、電車・バス・タクシーの所要時間と料金を比べられます。
中部・北陸で使える交通パス
中部・北陸への移動・中部・北陸からの移動
よくある質問
Q. 中部・北陸旅行のベストシーズンはいつですか?+
過ごしやすさを重視するなら5月と10月がおすすめです。雪の大谷なら4月中旬〜6月下旬、山の紅葉なら9月中旬〜10月、合掌造りの雪景色なら1〜2月。6〜7月は梅雨、7月下旬〜8月の名古屋は猛暑に注意が必要です。
Q. 名古屋の夏はどれくらい暑いですか?+
8月の最高気温の平年値は33.2℃、最低気温も24.7℃と、夜も気温が下がりにくい蒸し暑さです。35℃を超える猛暑日もあるので、日中の観光は屋内と組み合わせ、こまめに水分をとりましょう。
Q. 冬に雪が多いのはどこですか?+
最深積雪の平年値は、白川郷(白川)が2月に173cm、白馬が2月に97cm、飛騨高山が2月に45cm、富山が1月に40cm、金沢が1月に27cmです。一方、名古屋は3cmほどで、雪が積もる日はわずかです。雪のエリアへは滑りにくい靴が欠かせません。
Q. 中部・北陸の梅雨はいつですか?+
平年の梅雨入りは東海(名古屋など)が6月6日ごろ、北陸(金沢・富山)が6月11日ごろ、長野・松本を含む関東甲信が6月7日ごろ。梅雨明けは東海と関東甲信が7月19日ごろ、北陸が7月23日ごろです。
Q. 立山黒部アルペンルートや上高地はどれくらい寒いですか?+
室堂は標高2,450m、上高地は標高約1,500mの山の上で、ふもとの富山市内や松本市内よりかなり気温が低く、天気も変わりやすい場所です。夏でも長袖の上着を持ち、春の雪の大谷や秋の紅葉の時期は冬に近い防寒着を用意しましょう。
中部・北陸旅行の準備PR
ほかの地域の天気ガイド
出典:気象庁ホームページ(気象庁「過去の気象データ検索」平年値(年・月ごとの値)、1991-2020年)をもとに tripuuu.log が作成。気温は各エリアの代表的な観測所の値で、実際の天気は年によって異なります。